股関節が痛い…もしかして筋肉や靭帯の損傷かも？原因と対処法を解説【明石市】

歩くたびに脚の付け根がズキッと痛む、立ち上がるときに違和感がある…。それは股関節周囲の筋肉や靭帯の損傷が原因かもしれません。明石市やその周辺地域（神戸市西区・播磨町・稲美町）にお住まいの40〜70代の方で、整形外科では「異常なし」と言われたものの症状が改善しない…そんな経験はありませんか？この記事では、股関節の構造や損傷しやすい理由、対処法、接骨院でできるケアについて、わかりやすく解説します。

股関節の構造と痛めやすい理由

腸腰筋・中殿筋・大腿筋膜張筋の役割と損傷しやすさ

股関節は体重を支える重要な関節で、骨盤と大腿骨をつなぐボールジョイント構造になっています。この股関節の動きには、主に腸腰筋・中殿筋・大腿筋膜張筋といった筋肉が深く関わっています。腸腰筋は脚を持ち上げる動作に使われ、中殿筋は歩行時の骨盤の安定、大腿筋膜張筋は股関節の外側の動きを補助します。これらは日常的に酷使されるため、年齢や使い方のクセによって損傷しやすい筋肉といえます。

筋肉や靭帯が痛む主な理由とは？

股関節には靭帯も多く存在し、関節の動きを支える役割を担っています。しかし、一方向の動作を繰り返す癖や柔軟性の低下、筋力のアンバランスによって、特定の筋肉や靭帯に負担が集中すると、微細な損傷が起きやすくなります。たとえば、椅子から立ち上がるときや階段を降りるときに股関節に「違和感」を覚えた経験があれば、それは初期サインの可能性があります。

年齢とともに増えるリスク

特に40代以降になると、筋力の衰えや関節の柔軟性が低下します。それにより、小さな負担が蓄積して股関節の痛みにつながることが増えます。運動不足や長時間の座位姿勢が続く生活スタイルも、股関節の可動域を狭め、筋肉や靭帯の損傷を招く原因となるのです。

よくある原因とケース別の説明

スポーツによる過負荷や無理な動き

スポーツ中の「急な方向転換」や「ジャンプ後の着地」、「ダッシュ→ストップ」などの動作では、股関節周囲に大きな負荷がかかります。特にゴルフやテニスでは回旋動作が多いため、腸腰筋や大腿筋膜張筋が過剰に引っ張られ、筋肉や靭帯を痛めるリスクがあります。こうした場合は、動かした瞬間の鋭い痛みが特徴です。

中高年の転倒・階段での負荷

40代以上では、「ふとした段差でつまずいた。」「しゃがんで立ち上がったときに違和感を感じた。」など、日常生活の些細な動作がきっかけで股関節を痛めるケースも少なくありません。転倒の際に股関節が内側または外側に過剰にひねられる。強く打ちつけたりすることで靭帯を損傷することもあります。

柔軟性低下による慢性トラブル

ストレッチ不足や姿勢の悪さにより、股関節の柔軟性が低下すると筋肉や靭帯に無理な力がかかり、慢性的な不調に発展します。特に股関節前面の腸腰筋や内ももの内転筋が硬くなると、日常の立ち座り動作に影響を与え、痛みを感じるようになります。最初は軽い違和感でも、放置すると悪化することがあるため注意が必要です。

👉中高年に多い股関節のトラブルとして「変形性股関節症」もあります。詳しくは 日本整形外科学会の解説ページ をご覧ください。

見逃しがちな症状のサイン

歩き始めや寝返りでの痛み

「歩き出しの1歩目が痛い。」「寝返りを打つと股関節にズキッと痛みが走る。」などの症状は、筋肉や靭帯の炎症や拘縮のサインです。朝や長時間座ったあとの「動き出し」に強く出る場合、筋肉が固まり、柔軟性が損なわれている証拠でもあります。

お尻の深部・太ももの付け根の違和感

痛みがはっきりしない「違和感」も要注意です。お尻の奥や太ももの前側・付け根が重だるい、つっぱる、引っかかる感じがある場合、それは中殿筋や腸腰筋のトラブルかもしれません。違和感がある部分をかばって歩くうちに、姿勢の崩れや膝、腰の痛みにまで波及することがあります。

慢性化のサインと見極め

「いつの間にか痛みが続いている」「我慢すれば動けるが治らない」という状態は、筋肉や靭帯の損傷が慢性化している兆候です。こうした場合、自己判断で放置すると悪化する一方です。できるだけ早く専門家への相談が望ましいです。

自宅でできる初期対応・RICE処置とセルフケア

冷却は48〜72時間が目安（RICE処置）

痛みや腫れがある場合は、まず**RICE処置（Rest＝安静、Ice＝冷却、Compression＝圧迫、Elevation＝挙上）**を実施しましょう。冷却は48〜72時間が目安です。氷嚢や保冷剤をタオル越しに患部に当て、1回15〜20分を目安に冷やします。急性期に冷却を行うことで、炎症や腫れを抑える効果があります。

👉 詳しいやり方はRICE処置とは？

温め・ストレッチで回復を促す

炎症が治まったら、温めて血流を促し、軽めのストレッチで筋肉をほぐすことが回復を助けます。たとえば、お風呂に入った後に仰向けで膝を胸に引き寄せるストレッチや、横向きで脚を上げ下げするトレーニングが効果的です。無理なく、気持ちよい範囲で行うことが大切です。

サポーターやテーピングの活用

股関節に安定感を持たせるために、市販のサポーターやテーピングを利用するのも有効です。長時間歩く予定がある日や、運動を再開する際には、関節をサポートするアイテムがケガの再発防止につながります。使い方に不安がある方は、接骨院で正しい装着方法を指導してもらうのもおすすめです。

整形外科と接骨院の違い

レントゲンでは写らない損傷もある

整形外科で行われる主な検査は、レントゲンやMRIといった画像診断です。これらは骨折や脱臼などの明らかな異常を見つけるには有効です。しかし、筋肉や靭帯の細かな損傷は映らない場合が多いのが現実です。痛みの原因が「異常なし」と診断され、悩みが長引く方は非常に多くいます。

接骨院では手技療法・鍼灸・骨盤調整・EMSが可能

接骨院では、筋肉や靭帯の機能的な問題に対して、手技療法・鍼灸・ストレッチ・運動指導を通じて改善を図ります。特に鍼灸は、痛みの原因となる深部筋への直接的なアプローチができ、血流改善や自然治癒力の促進に効果的です。さらに、骨盤の歪みを整えることで股関節への負担を軽減し、再発予防にもつながります。

明石市の接骨院では個別に寄り添った施術が受けられる

明石市にある「ふくしま鍼灸接骨院」では、国家資格を持つ施術者が一人ひとりの症状に合わせた施術を行っており、地域密着型で相談しやすい雰囲気が特長です。整形外科と併用して通院される方も多く、画像検査では捉えきれない「股関節の不調」に対して的確にアプローチしてくれます。

接骨院でできる施術と再発予防策

鍼灸による深部アプローチで自然治癒力を高める

鍼灸は、股関節周囲の深層筋のコリや緊張を直接刺激することで痛みの緩和を図る方法です。鍼を用いた施術は、血流を改善し、自己回復力を引き出します。薬に頼らず自然な方法で回復したい方におすすめです。明石市の接骨院では、鍼灸と手技療法を併用した施術も行われています。

筋膜調整・骨盤調整で股関節の負担を減らす

股関節に負担をかける原因のひとつに、筋膜の癒着や骨盤の歪みがあります。接骨院では筋膜リリースやストレッチによって筋肉の動きを改善します。骨盤の位置を正すことで全身のバランスを整え、再発しにくい体づくりを行います。歩行時の癖や姿勢のアドバイスも受けられ、日常生活にも役立ちます。

EMSでインナーマッスルを強化し、再発予防

再発を防ぐためには、股関節を支える深部のインナーマッスルを強化することが大切です。EMS（電気的筋肉刺激装置）は、寝たままで筋肉を鍛えることができます。高齢の方や運動が苦手な方にも無理なく取り組めます。ふくしま鍼灸接骨院でも、医療用EMSを用いた「楽トレ」プログラムが導入されており、継続的な体づくりをサポートしています。

よくある質問（Q&A）

Q：レントゲンで異常なしと言われましたが通って大丈夫ですか？

A：はい、大丈夫です。筋肉や靭帯の損傷はレントゲンでは映らないことが多く、症状が続く方こそ接骨院の施術が有効です。ふくしま鍼灸接骨院では、動作検査や触診を通じて、**画像ではわからない「原因の見える化」**を行っています。

Q：湿布だけでは治らないのでしょうか？

A：湿布は一時的な炎症や痛みを抑えるには効果がありますが、根本的な原因（筋緊張・骨盤の歪み・柔軟性の低下など）には対応できません。症状が3日以上続く場合や、繰り返し発症している方は、接骨院での施術がおすすめです。

Q：再発を防ぐために気をつけることはありますか？

A：はい、あります。ストレッチや軽い運動を日常的に取り入れることで筋肉の柔軟性を保ち、関節の動きを滑らかに保つことが大切です。また、姿勢の改善や歩き方の指導を受けることで、股関節への負担を減らし、再発を防ぐことができます。

まとめ｜早期対応でスムーズな回復を

股関節の痛みを放っておくと、慢性化したり、日常生活に支障が出る恐れがあります。「異常なし」と言われても違和感が残る場合は、筋肉や靭帯の損傷を視野に入れて、早めの対応を心がけることが重要です。

明石市周辺で安心して相談できる施設を探している方は、**地域に根ざした「ふくしま鍼灸接骨院」**へぜひ一度ご相談ください。手術や薬に頼らない、自然な回復を目指した施術で、股関節の痛みを根本から改善し、再発しにくい身体をつくっていきましょう。