自律神経が乱れると太りやすい？整えて痩せるダイエット習慣【中高年向け】

「最近、なんだか太りやすくなった気がする…」
「食事量は変わっていないのに、体重が増えてしまった」
「寝ても疲れが取れず、イライラしやすくなった」

そんなお悩みを抱えている中高年の方へ。実はそれ、自律神経の乱れが関係しているかもしれません。

本記事では、自律神経の働きと太りやすさの関係、自律神経を整えることで無理なく痩せやすくなるダイエット習慣について、わかりやすくご紹介します。運動が苦手な方でも続けやすい方法ばかりなので、ぜひ参考にしてください。

自律神経が乱れると太る？その仕組みとは

交感神経と副交感神経の役割

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つの働きがあります。交感神経は日中、活動的なときに優位になり、心拍や血圧を上げて体をシャキッとさせます。一方、副交感神経は夜間やリラックス時に働き、消化や回復を促します。

この2つがバランスよく切り替わることで、体のリズムが保たれています。しかし、ストレスや生活習慣の乱れによって自律神経のスイッチがうまく働かなくなると、代謝が落ちたり、食欲が暴走したりしやすくなります。

詳しくは厚生労働省の解説も参考にしてみてください。

ストレス太り・夜間の暴飲暴食との関係

自律神経の乱れと太りやすさは、ストレスと密接に関係しています。強いストレスを感じると交感神経が過剰に働き、コルチゾールというホルモンが分泌されます。これは「脂肪を蓄える働き」があるため、ストレスが続くと自然と体が太りやすくなるのです。

また、副交感神経がうまく働かないと満腹感が感じにくくなり、夜遅くの間食や暴飲暴食にもつながります。これは、感情を食欲でコントロールしようとする「ストレス太り」の典型です。

自律神経と代謝・脂肪蓄積の関係

自律神経の乱れは基礎代謝にも影響します。副交感神経が優位なとき、内臓の動きが活発になり、エネルギー代謝が高まります。しかしこの機能が低下すると、同じ食事でも消費されにくくなり、脂肪が蓄積しやすくなります。

とくに中高年は加齢により基礎代謝が落ちているため、自律神経のバランスが乱れると、さらに痩せにくい体質へと進行してしまうのです。

詳細は以下のリンクからご覧いただけます：

👉 更年期障害 - 公益社団法人 日本産科婦人科学会

自律神経を整える3つのダイエット習慣

①朝日を浴びて体内時計を整える

朝起きたら、まずカーテンを開けて朝日を浴びましょう。太陽の光は体内時計をリセットし、自律神経のバランスを整えてくれます。とくにセロトニンというホルモンの分泌が促され、気分も安定しやすくなります。

たとえば、朝食前にベランダで5分でも外に出るだけで、心と体にリズムが生まれます。これにより日中は交感神経が活発に、夜は副交感神経が優位になり、自然なリズムで代謝も上がりやすくなります。

②呼吸法・深呼吸で副交感神経を活性化

ストレスを感じたときや、なんとなくイライラするときは「深呼吸」を意識してみましょう。鼻からゆっくり吸い込み、口から長く吐き出す呼吸法は、副交感神経を優位にし、心拍や血圧を安定させてくれます。

1日3分でも、静かな場所で呼吸を意識するだけで、体の緊張がゆるみ、食欲の暴走も防ぎやすくなります。習慣にすることで、自律神経のリズムが整い、痩せやすい状態をつくることができます。

③やさしい食習慣（バランス重視＋発酵食品）

乱れた自律神経を整えるには、食事も大切です。まずはバランスのよい食事を心がけましょう。炭水化物、たんぱく質、野菜をまんべんなく取り、特に腸内環境を整える「発酵食品」がおすすめです。

例えば、納豆・味噌汁・ヨーグルトなどを1日1回取り入れるだけでも、腸内細菌が整い、結果として自律神経の安定にもつながります。腸と脳は密接に関係しているため、食事が神経に与える影響は大きいのです。

中高年が注意したい自律神経の乱れと肥満リスク

更年期とホルモン変動の関係

40代以降の女性に多いのが「更年期」によるホルモンバランスの変化です。エストロゲンの分泌が減少することで、自律神経も乱れやすくなり、発汗・イライラ・不眠・食欲増進などさまざまな症状が現れます。

これは単なる老化ではなく、体内のリズムが一時的に不安定になる時期です。更年期のストレスが自律神経を圧迫し、結果として太りやすい体質になってしまうケースも少なくありません。

無理なダイエットが自律神経をさらに乱すことも

「痩せたい」と思うあまり、過度な食事制限や極端な運動をしていませんか？それはむしろ自律神経を追い詰める原因になります。栄養不足や睡眠の質低下は、交感神経を過剰に刺激し、ストレス状態が続いてしまいます。

たとえば、夜遅くまでスマホを見ながら「明日からもっと頑張ろう」と自分を追い込むことも逆効果。ダイエットは「がんばらない工夫」が、長続きのカギとなるのです。

ダイエットサポートには「耳つぼ」も効果的

自律神経とツボの関係

自律神経にアプローチする方法として、最近注目されているのが「耳つぼ」です。耳には全身のツボが集中しており、自律神経のバランスを整えるポイントも多く存在します。とくに「神門」と呼ばれるツボは、ストレス緩和や睡眠改善に効果があるとされています。

耳つぼを軽く押す、または専用のシールを貼るだけで、自律神経に働きかける手軽な方法として中高年にも人気です。

食欲コントロール・睡眠改善にも◎

さらに耳つぼには「満腹感をコントロールするツボ」や「胃腸の動きを良くするツボ」などもあります。夜の過食や寝つきの悪さに悩んでいる方には、耳つぼを取り入れることで改善が期待できます。

たとえば、ダイエットの施術で「自然と間食が減った」「よく眠れるようになった」という声もあります。興味のある方は、専門ページから無料相談や予約をしてみましょう。

まとめ｜無理せず整えることが、痩せやすさへの近道

自律神経を整えることで、自然と痩せやすい体質に変わっていきます。中高年のダイエットは、若い頃のように「がんばればすぐ痩せる」というわけにはいきません。

だからこそ、「がんばりすぎない」「自分に優しく整える」ことが大切です。ストレスを溜めない習慣、質のよい睡眠、呼吸や食事を見直すだけで、体と心は変わっていきます。

今のあなたの生活に、少しずつ取り入れてみてください。無理なく、心地よく、続けられるダイエット習慣が、きっとあなたを応援してくれます。