ただの突き指だと思っていたのに…長引く痛みに不安を感じていませんか?
スポーツや日常生活でうっかり突き指してしまい、「そのうち治るだろう」と軽く考えていませんか?
ところが、いつまでも腫れが引かない、指が思うように動かない…。そんな状態が続いているなら、靭帯損傷の可能性があります。
特に中高生の部活動中や、家事・趣味の際に手をぶつけることの多い40〜70代の方にとって、突き指はよくあるケガ。しかし、それが単なる打撲ではなく、靭帯を痛めているとなると、放置することで状態が悪化し、指の変形や関節の不安定感が残ることもあります。
この記事では、明石市周辺にお住まいの方へ向けて、「突き指=軽傷と思い込まず、適切な対応をすることの大切さ」をわかりやすくお伝えします。
まず結論|突き指が長引くなら、こう対応しましょう
- 関節のグラつきや強い腫れがあれば靭帯損傷かもしれません
- 初期対応は「冷却・安静・圧迫」が基本です(RICE処置)
- 整形外科+接骨院を併用することで早期回復が期待できます
突き指と靭帯損傷の違いとは?
突き指,靭帯損傷はどう違うの?
突き指とは、指先に強い外力が加わったことで、関節や周囲の組織に一時的なダメージが生じた状態を指します。よくある症状としては、軽度の腫れや痛み、可動域の減少などです。
一方、靭帯損傷は、**指の関節を支える靭帯が「伸びる」「部分的に切れる」「完全に切れる」**というより深刻な状態です。痛みが強く、腫れや内出血が目立つ場合は、ただの突き指ではなく、靭帯損傷を疑う必要があります。
たとえば、突き指後に関節が「グラグラする」「押すとズレる感じがする」などの症状がある場合は、関節の安定性を失っている=靭帯損傷の可能性が高いと考えられます。
靭帯はどうやって損傷するのか?
靭帯とは、骨と骨をつなぎ、関節を安定させるバンド状の組織です。
これが、突き指のように指先に強い力が急に加わることで、「過度に引き伸ばされる」あるいは「引き裂かれる」ことがあります。
たとえば、バレーボールやバスケットボールでボールを受け損ねたとき、あるいは転倒時に手をついたときに、靭帯が限界以上に引っ張られ、損傷してしまうのです。
損傷の程度によって、以下のように分類されます:
- 軽度(1度):靭帯が伸びた状態。軽い痛みと腫れ
- 中度(2度):部分断裂。強い腫れと内出血、関節の不安定感
- 重度(3度):完全断裂。激しい痛み、動かせない状態
症状で見分けるポイント
靭帯損傷かどうかを判断するためには、以下のような症状があるかをチェックすることが大切です:
- 強く腫れている
- 青紫色の内出血がある
- 指の関節がグラつく、または安定しない
- 痛みで曲げ伸ばしができない
- 数日経っても痛みが改善しない
このような症状がある場合は、ただの突き指ではなく、靭帯の損傷を疑いましょう。
放置で悪化するリスクとNG行動
放置は回復を遅らせ、後遺症の原因に
「突き指くらいで病院に行くのは大げさかな…」と考えて、そのまま放置してしまうのは非常に危険です。
靭帯が切れているにもかかわらず、そのままにしておくと、関節が不安定なまま治癒してしまい、将来的に変形や機能障害が残るリスクがあります。
とくに中高年の方やスポーツを続ける学生にとって、一度関節が不安定になると再発しやすくなるため、注意が必要です。
無理に引っ張るのは絶対NG
突き指をしたとき、「指を引っ張って治そう」とする方がいますが、これはNG行動です。
靭帯に損傷がある状態で引っ張ると、さらに損傷が悪化し、断裂が広がる危険性があります。
また、むやみに動かすことで腫れや内出血も増え、治癒までの時間が延びてしまうことがあります。
温めるのは逆効果になることも
痛みがあるからといってすぐに温めるのも、急性期(受傷後48時間以内)では逆効果です。
この時期は炎症が起きているため、温めることで腫れや痛みを悪化させてしまう可能性があります。
そのため、まずは「冷やす」ことが基本です。
正しい初期対応と施術法を知っておこう
RICE処置の正しいやり方とは?
突き指や靭帯損傷が疑われる場合、最初の対応が非常に重要です。基本となるのはRICE処置です:
- R(Rest)安静:無理に動かさず、安静にします
- I(Ice)冷却:15〜20分冷やし、40分休憩のサイクルを繰り返す
- C(Compression)圧迫:包帯などでやさしく圧迫し、腫れを抑える
- E(Elevation)挙上:心臓より高い位置に保ち、内出血や腫れを防ぐ
これを受傷直後から実践することで、損傷の拡大を防ぎ、早期回復につながります。
さらに詳しい応急処置の手順については、日本スポーツ整形外科学会の資料もご参照ください。
スポーツ外傷の応急処置(PDF)|日本スポーツ整形外科学会
整形外科での画像診断の重要性
指の腫れや痛みが強い場合は、整形外科での受診が推奨されます。特に重要なのが、レントゲンやMRIによる画像診断です。
これにより、骨折の有無や靭帯の損傷度合いを正確に把握することができます。
また、医師の診断によっては、装具やテーピングの処方、リハビリの指導が受けられるため、自己判断せずに一度受診することをおすすめします。
接骨院での施術内容とは?
整形外科での診断をもとに、接骨院では回復を促す施術や再発防止の指導が行われます。
具体的には以下のようなアプローチがあります:
- 電気療法:痛みを和らげ、血流を促進
- 手技療法:腫れの軽減や筋肉の柔軟性向上
- テーピング:関節の安定を保ちつつ、日常動作をサポート
- リハビリ指導:自宅でできる運動療法やストレッチを指導
特に日常生活に早く戻りたい方や、スポーツ復帰を目指す学生には、こうしたリハビリがとても重要です。
明石市で突き指・靭帯損傷に対応できる治療院
整形外科と接骨院、それぞれの役割とは?
整形外科は、画像診断を含めた医学的な診断と治療の窓口です。一方、接骨院では日々のケアやリハビリ、再発防止指導など、生活に寄り添ったサポートを行います。
たとえば、整形外科で「靭帯損傷」と診断され、その後のリハビリや日常生活の支援を接骨院で行うという流れが理想です。
接骨院で受けられる丁寧なサポート
明石市や神戸市西区、播磨町・稲美町には、突き指や靭帯損傷に対応できる接骨院があります。
多くの接骨院では、初回カウンセリングで細かく状態を把握し、その人に合った施術メニューを提案してくれます。
特に「日常生活や仕事に支障が出ないようにしたい」「再発しないようにケアしたい」という方にとって、接骨院の細やかなフォローは心強い存在です。
まとめ|「ただの突き指」でも、靭帯損傷の可能性あり
突き指は軽く見られがちなケガですが、靭帯損傷の可能性がある場合、早期の診断と適切な対応が回復への近道です。
「腫れが引かない」「動かすと痛い」など、違和感が続くようであれば、すぐに整形外科や接骨院へ相談しましょう。
明石市周辺には、突き指や靭帯損傷に対応できる医療機関・接骨院が多数あります。
明石市での丁寧なケアをお探しの方は、「ふくしま鍼灸接骨院」にもお気軽にご相談ください。
スポーツ障害から日常生活でのけがまで、豊富な知識と経験をもとに、一人ひとりに合わせた施術と再発予防の指導を行っています。
自己判断せず、専門家に相談することで、後遺症なく回復し、再発予防もしっかり行うことが可能です。大切な指だからこそ、「少しの違和感」も軽視せず、早めの対応を心がけましょう。
当院は時間帯予約制(20分単位)を採用しています。
混雑を避け、スムーズにご案内いたしますので、ご安心ください。
国家資格を持つ施術者が、丁寧にお身体の状態をお伺いし、
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