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人々の安心した暮らしと自然や生き物との共存のバランスの大切さ
スタッフブログ
2022.9.1
こんにちは(^^)福島恵です。今年の夏は息子の憧れの昆虫に会いに色々な場所へ行ってきました。
自然から学ぶことはとても多く、昆虫を通じて環境のことも感じて欲しいと願い計画し、奥山と人工林を比べ歩いたり。
生き物が安心して過ごせる環境を考える中で、いま自然界で起こっている事が生き物の変化にも繋がっていることを、沢山知ることができました。
実は、昆虫が大の苦手で生きてきた私ですが、春に訪れたキャンプ場で生き物がいない川と山にとても違和感を感じ、それが近くにある大きなダムを作るために山を切り崩した為にできた人工林の山だったことを知り、今年の夏は必ず息子に自然を守ることの大切さを伝えたい!と思い、まずは身近な昆虫の世界へお邪魔することにしました。
昆虫や自然の知識が 全くないので助けてもらいながらも、気づきの連続でしたので是非みなさまにも知っていただきたく、この場でお伝えしたいと思います!
昔は近くの田んぼでも見れていたタガメは、今や日本で出会えない昆虫 トップクラス!農薬を使っている田んぼでは生きれないので、自然のタガメを見つけるのに遠征し出会えるまで随分苦労しました。
クワガタやカブトムシに会いに久しぶりに明石公園へ行くと、すっきりした光景に驚きました。1000本もの樹木伐採がされており、伐採の跡が痛々しくて悲しくなりました。
公園内では蚊をはじめ全ての生き物の数が減っているそうです。
山を見ることが多くなり、夏なのに山の木の一部が茶色くなっているのが目につきました。
一見、もう紅葉してる?と思いましたが、どんぐりの木=ナラの木が枯れているのです。
これを『ナラ枯れ』というそうで、森林病害虫であるカシノナガキクイムシが起こす樹木の伝染病です。この原因は温暖化や木炭使用禁止にあるそうです。
お天気の良い午前中に 人工林に入りましたが、中は真っ暗でした。
日本の山の大半を占める人工林は間伐しないと光が入らず、 スギやヒノキは落葉しないので土も乾き土壌や植物は育たないので、熊から昆虫までのあらゆる生き物が暮らすことができなくなっています。
便利に暮らすために奥山を切り崩し続けたことで土壌が変わってしまい、本来、植物豊かな奥山で暮らしているはずの野生動物が人間が暮らす里山に降りて来るのも理解できます。
土砂崩れや自然災害が多くなっているのも繋がっているのか?とも感じる光景を目の当たりにしました。
安全ときれいな水はただで手に入るのが当たり前と言われている日本ですが、子どもたちやその先の時代に残してあげることは当たり前のことではないのかもしれません。
人々の安心した暮らしと自然や生き物との共存のバランスの大切さ。
これからの課題に沢山気付いてしまった夏休みでもありました。
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