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気、血、津液…五臓六腑…東洋医学の治療法
鍼灸は身体の様々な不調を改善してくれます。最近ではNHKの番組でも取り上げられたりしましたが、まだまだマイナーな治療法です。ほとんどの人がどのような仕組みで治療しているのか知らないと思います。
今回はざっくり、鍼灸における東洋医学の仕組みを説明していきます。
基本
東洋医学の基本は気、血(けつ)、津液(しんえき)と五臓六腑です。これらは目に見えるものではなく概念になります。
それぞれには役割があり、
気はエネルギーの役割
血(けつ)は人体を栄養する役割
津液は人体の水分
となります。
五臓は肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)・心包(しんぽう)
六腑は胆(たん)・小腸(しょうちょう)・胃(い)・大腸(だいちょう)・膀胱(ぼうこう)・三焦(さんしょう)
の計12個ありそれぞれに働きがあります。
臓器の名前と被るものがありややこしいですが、全くの別物です。
証をたてる
気血津液の量が不足したり停滞したり、五臓六腑が正常に動いてない等によって身体に不調が現れます。
どこに原因があるか判断することを「証をたてる」といいます。
例えば、気が不足している状態を「気虚」といいます。めまいや息 切れ、倦怠感、汗がすごく出るなどの症状が出れば「気虚」だと判断します。
これが脾で起これば「脾気虚」となり、食欲がなくなったり、消化が 悪くなったり、お腹が張った感じがしたり、倦怠感や息切れが出ます。
他の例でいうと、津液が停滞している状態を「痰湿」といい、症状としてはむくみや下痢、身体の重だるさ、ひどくなると頭痛や意識障害などがあります。
これがまた脾で起こると「脾虚湿盛」となり食欲がなくなったり、消化が悪くなったり、お腹が張った感じがしたり、むくみや腹部の つかえ等が出てきます。
みなさん気づきましたか?脾気虚の症状と脾虚湿盛の症状同じものがありますね。これは脾特有の症状になります。
また気虚と脾気虚に同じ症状がありますし、痰湿と脾虚湿盛にも同じ症状があります。
つまり各々特有の症状があり、出ている症状を照らし合わせて証をたてて治療方針を考えます。
陰陽学説、五行学説
東洋医学の考え方に陰陽があります。
物事は陰と陽に分けられそのバランスが保たれているのが正常な状 態で、どちらかが増えたり減ったりすると身体に様々な症状が出てくるというものです。
例えば五臓は陰で六腑は陽、血は陰、気は陽、寒は陰で熱は陽のように分けることができます。
陰陽のバランスが崩れているのを陰陽学説で判断し治療に活かすことができます。
五行説とは木火土金水という5つの構成要素から成り立ち、様々なものがあります。
例えとして一部抜粋します。
これを見てみると木には五臓でいうと肝、五官でいうと目になっています。これは肝に異常がある場合、目に症状が出やすいということです。
今回は東洋医学について広く浅く書いていきました。触れようとしないと関わりのない世界だと思いますが、こんな考え方があるのだなぁと、欲を言えば東洋医学も受けてみたいなと思ってもらえたら幸いです。
今回はざっくり、鍼灸における東洋医学の仕組みを説明していきま
基本
東洋医学の基本は気、血(けつ)、津液(しんえき)と五臓六腑で
それぞれには役割があり、
気はエネルギーの役割
血(けつ)は人体を栄養する役割
津液は人体の水分
となります。
五臓は肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん
六腑は胆(たん)・小腸(しょうちょう)・胃(い)・大腸(だい
の計12個ありそれぞれに働きがあります。
臓器の名前と被るものがありややこしいですが、全くの別物です。
証をたてる
気血津液の量が不足したり停滞したり、五臓六腑が正常に動いてな
どこに原因があるか判断することを「証をたてる」といいます。
例えば、気が不足している状態を「気虚」といいます。めまいや息
これが脾で起これば「脾気虚」となり、食欲がなくなったり、消化が
他の例でいうと、津液が停滞している状態を「痰湿」といい、症状
これがまた脾で起こると「脾虚湿盛」となり食欲がなくなったり、
みなさん気づきましたか?脾気虚の症状と脾虚湿盛の症状同じもの
また気虚と脾気虚に同じ症状がありますし、痰湿と脾虚湿盛にも同
つまり各々特有の症状があり、出ている症状を照らし合わせて証を
陰陽学説、五行学説
東洋医学の考え方に陰陽があります。
物事は陰と陽に分けられそのバランスが保たれているのが正常な状
例えば五臓は陰で六腑は陽、血は陰、気は陽、寒は陰で熱は陽のよ
陰陽のバランスが崩れているのを陰陽学説で判断し治療に活かすこ
五行説とは木火土金水という5つの構成要素から成り立ち、様々な
例えとして一部抜粋します。
木 | 火 | 土 | 金 | 水 | |
五臓 | 肝 | 心 | 脾 | 肺 | 腎 |
六腑 | 胆 | 小腸 | 胃 | 大腸 | 膀胱 |
五官 | 目 | 舌 | 口 | 鼻 | 耳 |
五志(感情) | 怒 (怒りやすい) | 喜 (よく喜ぶ) | 思 (憂いる) | 憂(悲) (悲しむ事が多い ) | 恐 (恐れる) |
五液 | 涙 | 汗 | 涎(よだれ) | 涕(鼻水) | 唾 |
これを見てみると木には五臓でいうと肝、五官でいうと目になって
また五志でいうと怒なのでイライラが多いときは肝に不調があるサインになります。
こういうところからも状態を推測できます。
色々書いてきましたが難しいですね。使っていれば納得理解することもできますが聞いてるだけでは難しいですね。専門学校1年生の頃はなかなか理解できずもどかしい思いをしました。
治療の仕方
証をたててツボを選び組み合わせて症状を改善、体質を改善していきます。治療の期間等についてはこちらをご覧ください。(こちら)
色々書いてきましたが難しいですね。使っていれば納得理解するこ
治療の仕方
証をたててツボを選び組み合わせて
今回は東洋医学について広く浅く書いていきました。触れようとし
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